「かぐや姫伝説発祥の地」として知られる静岡県富士市は、富士山の麓に位置し、一年を通して多彩な祭りやイベントが開催される魅力的な街です。本レポートでは、富士市内で開催される祭り・イベント22選について、その魅力を詳細にご紹介します。ご家族やご友人と、富士市の素晴らしいイベントをぜひ体験してくださいね。
| イベント名 | 開催時期 | 主な会場 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 富士まつり | 毎年7月第4日曜日 | 中央公園・青葉通り | 約5,000発の花火、市民総おどり |
| 吉原祇園祭 | 毎年6月第2土曜・日曜日 | 吉原商店街周辺 | 21台の山車、350年の歴史 |
| 毘沙門天大祭 | 毎年旧暦1月7日・8日・9日 | 毘沙門天妙法寺 | 日本三大だるま市、髭だるま |
| 田子浦みなと祭り | 毎年7月中旬の日曜日 | ふじのくに田子の浦みなと公園 | 港の花火、海の幸グルメ |
| 甲子(きのえね)祭・甲子秋まつり | 甲子祭:8月、甲子秋まつり:10月第3週末 | 甲子神社・富士本町通り | 地域再興、伝統継承 |
| 姫名の里まつり | 毎年9月(中秋の名月直近の土曜日) | 比奈公園 | かぐや姫伝説、十二単の舞 |
| かりがね祭り | 毎年10月第1土曜日 | かりがね堤・かりがね公園 | 投げ松明、江戸時代の治水事業 |
| 鷹岡まつり | 毎年10月第2日曜日 | 静岡県中央自動車学校 | 鬼太鼓座、神輿渡御 |
| 吉原宿宿場まつり | 毎年10月第2日曜日 | 吉原本町通り | 宿場町文化、つけナポリタン |
| 富士てがみまつり | 毎年11月23日(いいふみの日) | 長学寺 | 手紙文化、てがみ塚 |
| 木島投げ松明 | 毎年8月16日 | 富士川河川敷(木島地区) | 15m柱への投げ松明、手筒花火 |
| 大北の川カンジー | 毎年8月15日夜 | 富士川右岸蓬莱橋付近 | 流灯行事、川の安全祈願 |
| 新豊院大祭 | 毎年11月第4日曜日 | 新豊院・観音山 | 巨大布観音御開帳 |
| 富知六所浅間神社 七夕風鈴祭り | 7月7日~9月1日 | 富知六所浅間神社 | 2,000個超の風鈴ライトアップ |
| 田子の浦ポートフェスタ | 毎年11月第3日曜日 | 田子の浦港富士ふ頭1号岸壁 | 船舶体験、PRブース |
| 富士キッチンカーフェス in 中央公園 | 毎年7月19日・20日 | 富士市中央公園 | キッチンカー60台、マルシェ |
| 富士山オールドカーフェスタ | 毎年5月第4日曜日 | 富士市中央公園 | 旧車120台以上展示 |
| 2025 KIDSチャレンジフェス | 2025年6月8日(日) | 富士市中央公園 | チャリティー体験&ステージ |
| 富士のふもとの大博覧会「ふもと博」2025 | 2025年5月24日・25日 | ふじさんめっせ | 富士山麓の食と生活博 |
| 奏-DREAM JUMP-/愿(かなで・げん) | 2025年6月21日・22日 | 富士市中央公園 | 二日連続テーマ型イベント |
| 富士ばらまつり | 令和7年5月4日(日) | 中央公園西側イベント広場 | 約1,800株のバラ、ライトアップ |
| 富士市産業まつり 商工フェア | 毎年11月第1土曜・日曜 | 中央公園 イベント広場・多目的広場 | 地域経済活性化、約100店舗出店 |
富士まつり
富士の夏を彩る最大級の市民参加型イベント!

| 開催日時 | 毎年7月第4日曜日(2025年は7月27日)午後2:00-8:30 |
|---|---|
| 会場 | 中央公園・中央公園前青葉通り |
| 住所 | 富士市永田町2-112 |
| アクセス | JR富士駅から徒歩約10分、東名富士ICから約10分 |
| 入場料 | 無料(花火大会特別観覧席は有料5,000円) |
富士まつりは、富士市を代表する最大級の夏祭りで、毎年約6万人もの来場者で賑わいます。「かぐや姫伝説発祥の地」である富士市の魅力を全国に発信する、重要なイベントとして位置づけられています。
この祭りの最大の見どころは、約5,000発もの花火が打ち上がる花火大会です。「富士の響き〜世界の音楽〜」をテーマに、音楽と花火の素晴らしいコラボレーションが楽しめます。2025年は市民投票で選ばれた楽曲「ファタール(GEMN)」が、花火とともに夜空を美しく彩ります。
メインイベントとして、3,000人以上もの参加者が踊りながら行進する市民総おどりも必見です。また、富士市観光PR大使「かぐや姫」を決める「かぐや姫コンテスト」も毎年開催されており、第40代かぐや姫の披露も行われます。
祭り会場には、26店舗が出店する「かぐや姫横丁」が設けられ、地元富士市の飲食店が自慢の味を提供します。さらに、野外ステージでは「BayPockets」などのスペシャルライブも開催され、会場全体が賑やかな雰囲気に包まれます。
ここがポイント!
- 富士市最大規模を誇る総合祭りとしての高い知名度
- 音楽と花火が見事に融合した独創的な演出
- 「かぐや姫伝説」という、この地域ならではの文化的背景
- 市民が一体となって作り上げる参加型の運営
吉原祇園祭
東海一の歴史を誇る伝統の祇園祭!迫力の山車競演とけんか神輿!

| 開催日時 | 毎年6月第2土曜・日曜日(2025年は6月14日-15日) |
|---|---|
| 会場 | 吉原商店街周辺(吉原本町通り中心) |
| 住所 | 富士市吉原 |
| アクセス | 岳南電車吉原本町駅から徒歩すぐ、JR吉原駅から徒歩約10分 |
| 入場料 | 無料 |
吉原祇園祭は、350年以上の歴史を誇る東海地方で最大級の祇園祭として知られ、「おてんのさん」の愛称で親しまれています。吉原25町と6つの神社が連合して開催する、歴史と伝統が息づく祭りです。
平安時代の祇園御霊会を起源とし、悪霊退散や疫病追放を祈願して始まりました。毎年20万人以上もの来場者が訪れる、地域を代表する大規模な祭りです。
祭りの最大の見どころは、21台もの絢爛豪華な山車や舞台屋台の引き回しです。高欄型山車、江戸型山車、舞台屋台、そして全国的にも珍しい吉原雛壇型山車や屋台人形山車など、様々な形の山車が勢揃いします。各町内が趣向を凝らした山車で、お囃子や太鼓の音に合わせて競り合う光景は圧巻の一言です。
神輿渡御も見どころの一つで、特に「三社けんか神輿」は、その名の通り”けんか神輿”と呼ばれるほどの激しさで知られています。若者たちの全力のぶつかり合いは、迫力満点で見逃せません。
祭り期間中は、吉原本町通りが歩行者天国となり、約200軒以上もの露店がずらりと並びます。この地区は、富士市のB級グルメとして有名な「つけナポリタン」の発祥地としても知られていますので、ぜひ味わってみてくださいね。
ここがポイント!
- 350年以上の長い歴史を持つ伝統の重み
- 21台もの多様な山車が織りなす華麗な競演
- 東海一の祇園祭としての規模と高い知名度
- 6つの神社が合同で作り上げる地域一体感
毘沙門天大祭
日本三大だるま市の一つ!珍しい髭だるまと神秘の洞窟巡り!

| 開催日時 | 毎年旧暦1月7日・8日・9日(2025年は2月4日-6日) |
|---|---|
| 会場 | 毘沙門天妙法寺 |
| 住所 | 富士市今井2丁目7-1 |
| アクセス | JR吉原駅から徒歩約15分、岳南電車吉原駅から徒歩約15分 |
| 入場料 | 無料(洞窟七福神めぐりは大人300円) |
毘沙門天大祭は、群馬県高崎のだるま市や東京都深大寺のだるま市とともに、日本三大だるま市の一つとして知られる伝統的な行事です。「毘沙門さん」の愛称で親しまれ、期間中は約20万人もの参詣客で賑わいます。
このだるま市の一番の特徴は、立派な髭をつけた「髭だるま」です。全国のだるま屋が店を出し、手のひらサイズの4センチから、70センチを超える大型まで、様々なサイズのだるまが販売されます。
祭りの期間中は「福徳万倍の三日間」とされ、旧正月の7・8・9日に毘沙門天王がこの世に降り立ち、人々の願い事を聞いてくださると言い伝えられています。参拝者は古いだるまを納めて新しいだるまを求め、一年間の願いを込めます。
境内には約50店もの露店が並び、その賑わいは「東海一の高市(たかまち)」と呼ばれるほどです。特に「坂田菓子店」は毘沙門天大祭の3日間のみ営業する人気店で、「丹切」「かや丹切」「招福魔滅」といった限定和菓子を求めて朝から大行列ができることで有名です。
大祭期間中のみ開放される「洞窟七福神めぐり」も見どころの一つです。全長150メートルの地下道を巡り、一度に七福神すべてをお参りできる、神秘的な体験ができます。
ここがポイント!
- 日本三大だるま市としての全国的な知名度
- 立派な髭だるまという、だるま市ならではの独自の特徴
- 300年以上続く歴史と伝統の重み
- 限定の洞窟七福神めぐりという特別な体験
田子浦みなと祭り
海辺の美しい花火と新鮮な海の幸!地域密着型の温かい港まつり

| 開催日時 | 毎年7月中旬の日曜日(過去実績:2024年7月14日) |
|---|---|
| 会場 | ふじのくに田子の浦みなと公園 |
| 住所 | 富士市前田地先 |
| アクセス | 東名富士ICから約15分、JR新富士駅からコミュニティバス「しおかぜ」 |
| 入場料 | 無料 |
田子浦みなと祭りは、富士市の夏を彩る定番の風物詩として地域に定着している港まつりです。田子の浦港西側の「ふじのくに田子の浦みなと公園」を会場に、例年夕方からスタートする、地元に根差したお祭りとして親しまれています。
祭りの特色は、地元田子浦地区の模擬店や露店が数多く出店することです。地区内外からテントやキッチンカーも出店し、地元グルメを存分に堪能できます。田子浦は富士市の漁業の中心地でもあり、新鮮な海の幸を使った料理が特に楽しめますよ。
ステージイベントでは、地元の方々による太鼓演奏などの催し物が会場の雰囲気を大いに盛り上げます。アトラクションコーナーも設置され、お子様から大人まで楽しめる内容となっています。
祭りのフィナーレは、海岸から打ち上げられる花火で締めくくられます。田子の浦港の水面に美しく映る花火は、海辺ならではの情緒あふれる光景を演出します。
2023年には4年ぶりに復活開催され、地域の皆さんが待ち望んでいた祭りとして大きな盛り上がりを見せました。臨時駐車場約450台が用意され、シャトルバスも運行されるなど、アクセス面でも来場者への配慮がされています。
ここがポイント!
- 海辺の立地を活かした独特の雰囲気
- 地元漁業地区ならではの新鮮な海の幸
- 港の水面に美しく映る花火の光景
- 地域に密着した温かい運営体制
甲子(きのえね)祭・甲子秋まつり
伝統と現代が融合!地域再興と伝統継承への熱い思いが詰まった祭り

| 開催日時 | 甲子祭:8月、甲子秋まつり:10月第3週末(2024年は10月19日-20日) |
|---|---|
| 会場 | 甲子神社・富士町区・富士駅北口富士本町通り周辺 |
| 住所 | 富士市富士本町通り |
| アクセス | JR富士駅北口から徒歩すぐ、東名富士ICから約5km |
| 入場料 | 無料 |
甲子秋まつりは、富士本町甲子囃子保存会を中心に、地域再興と伝統継承への強い思いから2015年に誕生した、比較的新しいお祭りです。毎年10月の第3週末に開催され、富士駅北口の富士本町通りが歩行者天国となります。
祭りでは、近隣の町から集まった屋台の曳き回しや太鼓の競り合いが行われます。伝統を受け継ぐ名手たちの力強いお囃子や、子どもたちの初々しい演奏が披露されます。富士本町甲子囃子保存会を中心に、屋台の運行やお囃子の演奏を通じて、地域の文化と伝統を守り続けています。
歩行者天国となる富士本町通りには、多くの出店やイベントが開催されます。地域の各種団体による出店テントが並び、様々なステージ発表で祭りを盛り上げます。
甲子祭として知られる甲子神社祭典は、現在も夏に富士町区付近で行われており、年間を通じて伝統文化の継承に取り組んでいます。
ここがポイント!
- 地域再興という明確な目的意識
- 伝統継承への強い思いが込められたイベント
- 富士駅北口という抜群のアクセス
- 新旧の文化が融合した魅力的な内容
姫名の里まつり
かぐや姫伝説の地で舞い踊る幻想的な夜!中秋の名月と花火の共演

| 開催日時 | 毎年9月(中秋の名月直近の土曜日、2024年は9月28日) |
|---|---|
| 会場 | 比奈公園(2022年より。以前は竹採公園) |
| 住所 | 富士市比奈2085-4 |
| アクセス | 岳南鉄道比奈駅から徒歩約15分 |
| 入場料 | 無料 |
姫名の里まつりは、「かぐや姫伝説発祥の地」といわれる富士市吉永地区で開催される伝統文化の祭りです。満月の夜にかぐや姫が富士山へと帰って行ったという伝説が残る、古くから「姫名郷」と呼ばれる地で行われます。
富士市に伝わるかぐや姫伝説の特徴は、物語のエンディングが一般的な「月に帰る」ではなく「富士山に帰る」とされていることです。また、かぐや姫は富士山に帰った後に守り神になったとも言い伝えられています。
祭りの見どころは、十二単を身にまとったかぐや姫による華麗な舞の披露です。かぐや姫の入場セレモニーから始まり、園内の特設ステージでは、かぐや姫にまつわる創作舞踊、神楽や太鼓などの地元の郷土芸能が次々と披露されます。
特に諏訪神社に伝わる竜神伝説とヤマタノオロチの神話をもとに創作された「大竜の舞」は人気で、これを見に訪れる見物客も少なくありません。地元大人と子どもによる「かぐや姫舞踊」では、おじいさんとおばあさんが登場して演舞がスタートし、ラストはかぐや姫を中心としたエンディングとなります。
祭りのクライマックスは打ち上げ花火で締めくくられ、中秋の名月とともに幻想的な夜を演出します。
ここがポイント!
- かぐや姫伝説という、この地域独自の文化的背景
- 「富士山に帰る」という地域独特の物語設定
- 十二単による華麗な舞の演出
- 中秋の名月という季節感が加わる幻想的な雰囲気
かりがね祭り
江戸時代の偉業を称える、迫力の投げ松明!コスモス咲く中で歴史を感じる祭り

| 開催日時 | 毎年10月第1土曜日(2024年は10月5日) |
|---|---|
| 会場 | かりがね堤・かりがね公園 |
| 住所 | 富士市松岡 |
| アクセス | JR身延線柚木駅から徒歩約800m |
| 入場料 | 無料 |
かりがね祭りは、江戸時代前期に完成した富士川の氾濫から田畑を守る堤防「かりがね堤」の偉業を後世に継承するお祭りです。日本三大急流の一つに数えられる富士川は、その昔大変な暴れ川でしたが、古郡氏親子三代が53年の歳月をかけて築いたのが「かりがね堤」です。
祭りは昼の部と夜の部の二部構成で開催されます。昼の部では各種出店のテントが並び、ステージ発表で祭りを盛り上げます。コスモスが咲きそろう10月の美しい自然の中で、地元の人々による太鼓演奏や踊りなどが行われます。
夜の部のメインイベントは18時30分から始まる勇壮な「投げ松明(たいまつ)」です。最も高いもので頭上18メートルもあるジョウゴを目がけて、手作りの松明が投入されると、会場は最高潮の盛り上がりを見せます。3本の蜂の巣と呼ばれるかごをめがけ、火のついたまきを投げ上げる光景は圧巻で、燃え盛る炎と滝のように流れ落ちる火の粉は見る者を魅了します。
祭りのフィナーレは19時30分からの打ち上げ花火で、投げ松明の興奮そのままに夜空を華やかに彩ります。露店はすべて町内会や各種団体などの出店となり、地域密着型の温かい運営が特徴です。
ここがポイント!
- 江戸時代の土木工事という歴史的背景
- 投げ松明という独特で迫力満点の行事
- コスモスの季節という美しい自然環境
- 古郡氏への感謝という明確な目的意識
鷹岡まつり
迫力の鬼太鼓座パフォーマンス!地域密着の熱気あふれる神輿渡御

| 開催日時 | 毎年10月第2日曜日(2022年は10月9日) |
|---|---|
| 会場 | 静岡県中央自動車学校 |
| 住所 | 富士市入山瀬4丁目1-7 |
| アクセス | JR身延線入山瀬駅周辺 |
| 入場料 | 無料 |
鷹岡まつりは、2008年に「鷹岡夏まつり」として「JA富士 鷹岡支店」の駐車場で初開催され、規模が拡大したことから現在は静岡県中央自動車学校を会場として開催されています。元々は毎年8月下旬に開催されていましたが、現在は10月に開催されています。
祭りの特色は、多彩なステージプログラムです。音楽、ダンス、曽我兄弟太鼓保存会、鬼太鼓座などのステージがあり、開始から終了時刻まで休みなく15組の団体がパフォーマンスを繰り広げます。特に鬼太鼓座の迫力あるパフォーマンスは必見ですよ。
富士鷹勇會による鷹岡町内での神輿渡御も見どころの一つです。15時20分からの神輿宮出しでは、鷹岡の町内を練り歩きます。この神輿渡御により、入山瀬駅周辺や鷹岡本町通りは渋滞が予想されるほどの盛り上がりを見せます。
会場では飲食店の出店、キッチンカー、フリマなどの出店もあり、多彩な楽しみ方ができます。静岡県中央自動車学校の卒業生には特別なプレゼントも用意されているという、地域密着の温かい配慮もあります。
ここがポイント!
- 多彩なステージプログラムによる充実したエンターテイメント
- 鬼太鼓座の迫力あるパフォーマンス
- 地域密着型の神輿渡御
- 自動車学校という特色ある会場
吉原宿宿場まつり
東海道五十三次「吉原宿」の歴史と文化を体感!ご当地グルメも満載

| 開催日時 | 毎年10月第2日曜日(2024年は10月13日) |
|---|---|
| 会場 | 吉原本町通り(吉原中央駅交差点~ラクロススクランブル交差点) |
| 住所 | 富士市吉原 |
| アクセス | 岳南電車吉原本町駅から徒歩約3分 |
| 入場料 | 無料 |
吉原宿宿場まつりは、東海道五十三次14番目の宿場町「吉原宿」の歴史や文化を伝え、地域活性化につなげるイベントです。吉原本町通りを歩行者天国にして開催される地元富士市の秋の恒例イベントとして賑わいを見せています。
祭りの大きな魅力は「吉原楽市」です。西・中・東エリアに分かれて富士市の人気店が出店し、グルメだけでなく雑貨や癒しのブースなども並びます。お国グルメコーナーでは、西伊豆しおかつおうどん、伊豆名物わさび丼、甲府とりもつ煮、長野県伊那市の山賊焼き、御柱カレーパン、そして富士市名物の「富士つけナポリタン」など多彩なご当地グルメを楽しめます。
路上パフォーマンスも充実しており、よさこいや吉原祇園囃子の披露、大道芸、ちんどんや、書道パフォーマンス、わんわん大サーカスなど様々な催しがあります。書家の宮久保胡蝶さんによる書道パフォーマンスと箔押し体験では、好きな文字を書いてもらえる特別な体験ができます。
「富くじレシート抽選会」は毎回大人気で、10月1日から当日までに吉原商店街のお店で買い物をしたレシート1,000円分で1回(先着1,000本・お一人3回まで)参加できます。
子ども向けには、お化け屋敷、ハロウィン塗り絵、乗車ミニトレイン、輪投げ、紙ヒコーキなど楽しめるコーナーが盛りだくさんです。
ここがポイント!
- 東海道五十三次という歴史的背景
- 富士つけナポリタンをはじめとするご当地グルメの充実
- 多彩な路上パフォーマンス
- 子どもから大人まで楽しめる内容
富士てがみまつり
手紙文化を大切にする心温まる供養祭!「紙のまち」富士市ならではのイベント
| 開催日時 | 毎年11月23日(いいふみの日) |
|---|---|
| 会場 | 長学寺 |
| 住所 | 富士市比奈1578 |
| アクセス | JR吉原駅から岳南鉄道「富士岡駅」下車徒歩8分 |
| 入場料 | 無料 |
富士てがみまつりは、「紙のまち」「かぐや姫伝説の里」である富士市を全国に発信していくことを願って開催される文化的なお祭りです。地元比奈地区に伝えられるかぐや姫伝説にちなんで行われ、2019年で第23回を数える歴史のあるイベントです。
祭りのメインイベントは、手紙文コンクールの表彰式です。手紙を自筆で書く習慣が少なくなってきている現代において、末永く伝えたい文化として大切に継承されています。
特色ある催しとして「てがみ塚」への献花式があります。古い手紙のお焚き上げ供養も行われ、大切な思い出とともに手紙に込められた想いを丁寧に供養します。これは「招福手紙供養祭」とも呼ばれ、心温まる儀式です。
会場では絵手紙教室も開催され、参加者は実際に絵手紙作りを体験できます。また、各種模擬店も並び、地域の方々によるバザーのような温かい雰囲気が楽しめます。
表彰式の後には餅つきや歌あり踊りありの演奏会が執り行われ、終盤の福引抽選会で祭りを締めくくります。
ここがポイント!
- 手紙文化の継承という文化的意義
- 「紙のまち」としての富士市らしさ
- 「てがみ塚」という独特の施設
- 心温まる供養祭という精神性
木島投げ松明
富士市指定無形民族文化財!15mの木柱と炎が織りなす火の豪華絵巻

| 開催日時 | 毎年8月16日 午後7:00頃開始 |
|---|---|
| 会場 | 富士川河川敷(木島地区) |
| 住所 | 富士市木島(〒421-3304) |
| アクセス | JR富士川駅から車10分、東名富士ICから車20分 |
| 入場料 | 無料 |
木島投げ松明は、富士市指定無形民族文化財に登録された伝統行事です。ご先祖や水の犠牲者への供養と川の安全祈願を目的に行われます。高さ約15mの木柱に組まれた灯籠のてっぺんに火をつけた松明を一斉に投げ入れ、灯籠が燃え上がる様子は炎と火の粉が河原を照らし、観衆を圧倒します。
続いて駿州木嶋手筒組による手筒花火が披露され、最後は打ち上げ花火で夜空を染め上げる、火の豪華絵巻が繰り広げられます。
ここがポイント!
- 富士川を舞台にした迫力ある火の祭典
- 15mの木柱と火のコントラストによる圧巻の演出
- 地域住民による厳かな供養儀礼
大北の川カンジー(おおきたのかわかんじー)
幻想的な流灯と盆踊り!夏の夜を彩る水難者慰霊の伝統行事

| 開催日時 | 毎年8月15日 夜 |
|---|---|
| 会場 | 蓬莱橋上流 富士川右岸(北松野大北町) |
| 住所 | 富士市北松野大北町(〒421-3301) |
| アクセス | JR富士川駅からバス20分 |
| 入場料 | 無料 |
「川勧請(かわかんじー)」とも表記される大北の川カンジーは、お盆の夜に富士川へ麦わらと竹で作られたカンジーや灯籠を流し、水難者慰霊と川の安全祈願を行う行事です。灯籠が川面を漂う幻想的な光景と、その後の盆踊りや縁日屋台で地域の連帯感が高まります。
ここがポイント!
- 水辺を利用した幻想的な流灯行事
- 無形民俗文化財に指定された歴史的価値
- 夏の夜に映える灯籠と川面のコラボレーション
新豊院大祭(しんぽういんたいさい)
駿河三大布観音!紅葉と共に楽しむ巨大観音の御開帳と歴史的な寺宝

| 開催日時 | 毎年11月第4日曜日(2025年は11月23日) |
|---|---|
| 会場 | 光福山 新豊院 境内および観音山 |
| 住所 | 富士市岩淵328(〒421-3305) |
| アクセス | JR富士川駅から徒歩12分 |
| 入場料 | 無料 |
1679年創建の曹洞宗寺院・新豊院で開催される大祭です。境内裏手の観音山には縦45m×横18mの巨大な布観音が掲揚され、「縁結び」「開運」「厄除け」などの御利益があるとされ、多くの参詣者で賑わいます。旧来は3月の大観音大祭と10月の三尊祭が別々に行われていましたが、令和4年から統合され、御開帳と三尊供養を一堂に執り行う形となりました。
ここがポイント!
- 西皐心越の扁額を掲げる駿河三大布観音の一つ
- 毎年11月の紅葉と共に楽しめる巨大御開帳
- 歴史ある寺宝(聖観音立像、水子地蔵尊など)の公開
富知六所浅間神社 七夕風鈴祭り
2,000個超の風鈴が奏でる涼やかな音色!昼夜で異なる幻想的な雰囲気

| 開催期間 | 2025年7月7日(月)~9月1日(月) |
|---|---|
| 会場 | 富知六所浅間神社 |
| 住所 | 富士市浅間本町5-1(〒417-0073) |
| アクセス | 東名富士ICから車5分 |
| 入場料 | 無料 |
境内の参道に約2,000個もの風鈴と短冊が飾られ、涼やかな音色が夏の訪問客を迎えます。夜にはライトアップが施され、昼とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。7月7日には書家・宮久保胡蝶氏による限定御朱印の揮毫も行われ、期間中は祈りの風鈴の奉納も受付中です。
ここがポイント!
- 2,000個を超える風鈴による豪華な装飾
- 晩夏の夜間ライトアップで映える神社参道
- 書家による限定御朱印と奉納体験
田子の浦ポートフェスタ
港のにぎわいを創出!帆船クルーズや自衛隊艦艇見学で海を体験

| 開催日時 | 毎年11月第3日曜日(2024年は11月17日)9:00~16:00 |
|---|---|
| 会場 | 田子の浦港 富士ふ頭1号岸壁ほか |
| 住所 | 富士市前田(〒416-0937) |
| アクセス | JR吉原駅南口・ふじさんめっせから無料シャトルバス運行 |
| 入場料 | 無料(一部体験等有料) |
港のにぎわい創出を目的に、船の乗船体験、海上保安庁・自衛隊のPRブース、港湾関係体験コーナー、飲食ブースなど、多彩なプログラムが展開されます。帆船オーシャンプリンセス号のショートクルーズは限定予約制で、海上から富士山を望む貴重な体験が人気です。
ここがポイント!
- 港ならではの船舶体験とPR展示
- 帆船や自衛隊艦艇の見学・乗船
- 会場周辺無料シャトルバスでアクセス良好
富士キッチンカーフェス in 中央公園
地域最大級のグルメの祭典!60台以上のキッチンカーが集結

| 開催日時 | 2025年7月19日(土)・20日(日)10:00~21:00 |
|---|---|
| 会場 | 富士市中央公園 |
| 住所 | 富士市永田町2-112(〒417-0055) |
| アクセス | JR富士駅から徒歩10分 |
| 入場料 | 無料 |
県内外から60台以上の人気キッチンカーが集結するグルメフェスです。スイーツからご当地グルメまで多彩なフードと、マルシェゾーンでの雑貨・体験ワークショップ、ステージイベント(キッズダンス・和太鼓・バンドライブ等)を通じて、昼夜を問わず家族で楽しめる夏の一大イベントです。
ここがポイント!
- 地域最大級のフード&マルシェ規模
- 夜まで楽しめるナイト演出
- 中央公園の開放感を活かした屋外会場
富士山オールドカーフェスタ
120台以上の旧車が集結!希少車とオーナーの交流が楽しめる

| 開催日時 | 毎年5月第4日曜日(2025年は5月25日開催予定・悪天候により中止) |
|---|---|
| 会場 | 富士市中央公園 |
| 住所 | 富士市永田町2-112(〒417-0055) |
| アクセス | JR富士駅から徒歩10分 |
| 入場料 | 無料 |
1988年以前製造の旧車120台以上が富士中央公園に集結するクラシックカーフェスです。戦前型ダットサンやプリンスG7エンジン車、ランボルギーニ・カウンタックなど希少車が並び、オーナーとファンが直に交流できる稀有なイベントです。
ここがポイント!
- 珍しい戦前車からスーパーカーまで一堂に会する希少性
- 車愛好家同士のコミュニケーションの場
- 富士山を望む公園での開放的な展示
2025 KIDSチャレンジフェス
「子どものため」をテーマにしたチャリティーイベント!遊びながら福祉を学ぶ
| 開催日時 | 2025年6月8日(日)10:00~20:00(体験ブースは~17:00) |
|---|---|
| 会場 | 富士市中央公園 |
| 住所 | 富士市永田町2-112 |
| アクセス | JR富士駅から徒歩10分 |
| 入場料 | 無料 |
「子どものため」をテーマにしたチャリティーイベントです。キッチンカーや飲食ブース、体験型ワークショップ、ステージパフォーマンス(ナイトバブルショー含む)を展開し、遊びながら福祉への理解を深める場を提供します。収益は子ども食堂支援に寄付されます。
ここがポイント!
- 教育支援とエンタメを融合したチャリティー性
- ナイトバブルショーなどユニークな演出
- 地域連携による多彩な出店ラインナップ
富士のふもとの大博覧会「ふもと博」2025
富士山麓の魅力が大集結!雨天でも楽しめる屋内型イベント

| 開催日時 | 2025年5月24日(土)・25日(日)10:00~16:00 |
|---|---|
| 会場 | ふじさんめっせ(富士市柳島189-8) |
| 入場料 | 無料 |
富士山麓の食・生活博覧会です。富士宮市・御殿場市など周辺都市の特産品やグルメが集まり、来場者投票によるグルメコンテストやサイエンスショー、ミニライブ、キャラ集合など多彩なプログラムを屋内会場で開催します。雨天でも楽しめるのが魅力です。
ここがポイント!
- 屋内会場ならではの天候に左右されない安心感
- 地元・近隣市町の産品が一堂に会する博覧会形式
- 投票型グルメコンテストで双方向性を演出
奏-DREAM JUMP-/愿(かなで・げん)
二つのテーマで展開される複合イベント!挑戦と願いを体験

| 開催日時 | 2025年6月21日(土)「奏」/6月22日(日)「愿」10:00~16:00 |
|---|---|
| 会場 | 富士市中央公園 |
| 住所 | 富士市永田町2-112 |
| アクセス | JR富士駅から徒歩10分 |
| 入場料 | 無料 |
主催の異なる2つのイベントが同一会場で交互に開催される初の試みです。「奏-DREAM JUMP-」は挑戦をテーマに音楽、ダンス、ワークショップを展開し、「愿-GEN-」は願いをテーマにマルシェや路上パフォーマンスを実施します。2日間で異なる「想い」を体験できる複合イベントです。
ここがポイント!
- 2つのテーマを連続体験できる新鮮さ
- 同一インフラでのスムーズ運営
- 若手パフォーマー&クリエイターの発表機会
富士ばらまつり
市民の花バラが彩る春の祭典!1,800株のバラと銭太鼓演奏

| 開催日時 | 令和7年5月4日(日)9:00~14:00 |
|---|---|
| 会場 | 富士市中央公園西側イベント広場 |
| 住所 | 富士市永田町二丁目112(中央公園西側) |
| アクセス | JR東海道本線「富士駅」・東海道新幹線「新富士駅」からバス「ロゼシアター入口」下車徒歩5分、東名高速「富士IC」から車約5分 |
| 入場料 | 無料 |
富士市の「市民の花」であるバラが主役の春季イベントです。中央公園西側イベント広場に約1,800株ものバラが咲き誇り、バラ苗プレゼント(当日くじ引き)、バラ鉢植え展示・販売、育て方相談などが行われます。
バラの香りに包まれた会場では、富士ばら会による銭太鼓演奏「かぐや富士コンサート」やライトアップ(4月下旬~ゴールデンウィーク日没~22時)が楽しめ、初心者から愛好家まで幅広い層に親しまれています。
ここがポイント!
- 中央公園という市街地アクセスの良さ
- 約1,800株もの多彩なバラ品種
- ボランティアによる手入れと相談コーナー
- 夜桜同様のライトアップで幻想的な雰囲気
富士市産業まつり 商工フェア
地域経済活性化を目指す一大イベント!特産品、グルメ、体験が満載

| 開催日時 | 毎年11月第1土曜・日曜 9:30~15:30 |
|---|---|
| 会場 | 富士市中央公園 イベント広場・多目的広場 |
| 住所 | 富士市永田町二丁目112(中央公園) |
| アクセス | JR東海道本線「富士駅」から徒歩10分、東名高速「富士IC」から車約5分、無料シャトルバス運行(吉原駅南口発) |
| 入場料 | 無料(一部体験等は有料) |
地域経済活性化を目的とした年に一度の大型商工イベントです。富士市・富士商工会議所主催で、市内外の産業・工芸・飲食ブース約100店が出店し、地元特産品の販売、キッズプレイランド、雪体験、ステージイベント(わんわん大サーカス・高校生ステージ・富士山うたONEグランプリ受賞者の歌唱など)が繰り広げられます。産業理解を深める企業展示や工作ワークショップも充実し、家族連れからビジネスマンまで楽しめる内容です。
ここがポイント!
- 屋内会場ならではの天候に左右されない安心感
- 地元・近隣市町の産品が一堂に会する博覧会形式
- 投票型グルメコンテストで双方向性を演出
おすすめ富士市イベントランキングTOP3!
富士市の多彩な祭り・イベントのなかでも、とくに注目度と体験価値の高い3つを厳選しました。
1富士まつり
富士市を代表する夏の一大イベントで、市民参加型の総おどりや「音楽×花火」のコラボレーションが魅力。約5,000発の花火が富士山を背景に夜空を彩り、毎年6万人以上が集う圧倒的なスケール感と一体感を楽しめる。子どもから大人まで幅広い層におすすめできる総合祭り。
富士市最大級の規模と、音楽と花火の革新的な融合が評価され、幅広い層に支持されています。市民参加型である点も大きな魅力です。
2吉原祇園祭
350年以上の歴史を誇る東海一の祇園祭。「おてんのさん」の愛称で親しまれる壮麗な山車競演と“けんか神輿”の迫力は圧巻。日中・夜間とも異なる趣を見せ、歴史文化の深さを体感できる伝統祭り。
長い歴史と伝統が織りなす迫力ある山車競演と、地域一体となった祭りの熱気が評価されました。東海地方を代表する伝統行事としての価値が高いです。
3毘沙門天大祭
日本三大だるま市の一つ。立派な“髭だるま”の展示・販売や、地底の「洞窟七福神めぐり」といった独自の体験が楽しめる。旧正月に合わせた福徳祈願の儀式として約20万人が訪れ、縁起ものだるまを求める参詣客で賑わう冬の風物詩。
日本三大だるま市としての知名度と、ここでしか見られない髭だるまや洞窟七福神めぐりといったユニークな体験が評価されました。冬の風物詩としても人気です。
以上の3つは、いずれも富士市ならではの歴史・文化を色濃く体感できるイベントです。初めて訪れる方にも、リピーターにも満足度の高い祭りとして強くおすすめします。
目的別おすすめイベント!
富士市には様々な魅力を持つイベントがあります。あなたの目的に合わせて、とっておきのイベントを見つけてくださいね!

日本の伝統文化や歴史を深く体験したい場合
吉原祇園祭
350年以上の歴史を持つ東海地方最大級の祇園祭。絢爛豪華な山車と迫力のけんか神輿は必見で、富士市の歴史と伝統を肌で感じられます。
吉原祇園祭の詳しい情報を見る
家族みんなで一日中楽しみたい場合
富士まつり
約5,000発の花火と市民総おどりが魅力の富士市最大級の夏祭り。子どもから大人まで楽しめるステージイベントや地元グルメも充実しています。
富士まつりの詳しい情報を見る
珍しい体験やユニークなイベントを求めている場合
毘沙門天大祭
日本三大だるま市の一つで、立派な髭だるまが特徴。神秘的な「洞窟七福神めぐり」は他では味わえない特別な体験です。
毘沙門天大祭の詳しい情報を見る
グルメやお祭りフードを存分に味わいたい場合
吉原宿宿場まつり
東海道の宿場町を舞台に、地元富士市のB級グルメ「つけナポリタン」をはじめ、全国各地の多彩なグルメが集まる「吉原楽市」が楽しめます。
吉原宿宿場まつりの詳しい情報を見る子どもと一緒に楽しく学んだり、特別な体験をさせたい場合
2025 KIDSチャレンジフェス
「子どものため」をテーマにしたチャリティーイベント。体験型ワークショップやナイトバブルショーなど、遊びながら福祉への理解を深めることができます。
2025 KIDSチャレンジフェスの詳しい情報を見る



